日記 2019年1月27日(日)

 今日は久々の2人での休日。彼はこの2週間、休みもなく、帰宅も深夜12時過ぎの連続で、働き詰めだった。
 昨日もお昼前からウェディングの撮影へ出かけ、帰ってきてからは壊れていた(彼が壊した)水道を取り換えてくれた。洗濯物を畳んだり、掃除も手伝ってくれた。
 私は彼が家にいない時間に部屋を隅々まで掃除し、午後には両親を迎えた。成田山のお札や、その近くで買ったイチゴ、ペニーレインのパンなどを持ってきてくれた。最近私が仕事でストレスが溜まっていることも心配だったのだろう。美味しいお肉やブリ、冷凍食品などを買い込んで、ブリの照り焼きや白菜と豚肉のミルフィーユのおかずまで作って置いていってくれた。
 今日は大澤さん(母の元職場の先輩)から宅急便で野菜が山ほど届いた。私が大好物のリンゴやイチゴ、ミカン、それからホウレンソウやミニトマトなど、毎回かなりの値段が予測される大きな段ボールが送られてくる。今回は節分の豆や玄関飾りも入っていた。大澤さんのお陰で季節のイベントも流さずにきちんと行っていける。
 本当に助かる。それなのに、電話代や時間を気にしてお礼を電話でなくメールで済ませてしまっていることが申し訳ない。
 
 朝食で食べたペニーレインのパンは、小麦の味が濃くてとっても美味しかった。メープルシロップがたっぷりしみ込んだ菓子パンに贅沢な気持ちになった。
 私は彼に、久しぶりに一緒の休みなのだから外出を企画してほしいといじけた。彼は素直に頷いて、下北沢へ連れて行ってくれた。
 出発前に洗濯、モップがけ、エアコンや加湿器のフィルター掃除など、お願いしたことを済ませてくれた。いつもグダグダしてなかなか動かないシャワーにもさっと入った。
 彼が私が嫌がることを極力しないように努めてくれているのがわかる。私は今とても助かっていて、彼と一緒にいて事がスムーズに運び、楽だと感じている。こういう心境にさせてもらえることも有難い。大事に思ってくれてありがとう。
 下北沢に着いたのは午後の13時半。ちょうどいい具合に人が込み合っていた。
①天馬屋のカレーパン
 綺麗な店構えと、店頭に綺麗な並んだカレーパンにそそられ、テイクアウトでモッツァレラチーズのカレーパンを購入。値段も250円とお手頃だ。二人で分け合って歩きながら食べた。温めはしていなかったが、香ばしくてとっても美味しい。味に厳しい彼も「うまい、うまい」と言ってあっという間に食べてしまった。後で調べてみると食べログで3.5の評価のお店。次回はカレーライスも食べてみたい。
②東洋百貨店
 オーダーメイドの様々な商品が売られているマーケット。中でも手作りのピアスにそそられた。今回は購入しなかったが、心を決めてまた来たい。
③俺流塩ラーメン
 お腹が空いた彼と15時頃にラーメン屋を探した。にぼしのだしで有名な「凪」というお店と、その隣の「俺流塩ラーメン」というお店で迷ったあげく、魚介が苦手な彼が食べられないリスクを考えて、塩ラーメンを選んだ。
 スープの種類がいくつもあったので少し不安だったが(そういうお店はインスタントが多いらしい)、そんな心配は無用、評価が高いだけある。とっても美味しかった。スープは透き通っていて、麺は細くコシがあり、私の好みともマッチした。お腹がそんなに空いていなかったのに美味しく食べられた。
 店内に、店長が北海道ラーメン、九州ラーメン、家系ラーメンなど様々な修行を積んで最期に塩ラーメンに行きついたことが描かれていた。量もちょうどよかったし、器もおしゃれだった。
④モルティブ
 ラーメンに付き合ってくれたのでタピオカをご馳走すると彼が言ってくれた。彼の心遣いに心が温かくなって、とっても嬉しかった。
タピオカのお店を除くと、行列の最終がとんでもないところにある。さすがにそこまで並んで飲みたいという気持ちにはならなかったので、ネットで目にとって覚えていたコーヒーが美味しいモルティブというお店に連れて行ってもらった。カフェオレを2つテイクアウトした。
 約20種類のコーヒー豆が販売されていた。受け取ったカフェオレの紙コップの口に鼻を近づけると、香ばしくて深い濃厚な香りが漂ってきて、その苦みやまろやかさは心を落ち着かせた。
 その足でユニクロをのぞく。そして永福町駅へ戻り、玄関前の花壇に植えるビオラを商店街の花屋さんで購入した。
 ビオラは萎んだ花芽を摘むと次の花が咲いて、5月ごろまで綺麗に咲き続けると母が教えてくれたからだ。チューリップの芽が出ない間花壇が寂しいなと思っていたし、上の部屋の人に赤ちゃんが生まれたと聞いたので、そのお祝いの気持ちを本当に小さいけれど表したかった。
 
 こうして振り返ると、こんなに終始穏やかで嬉しい気持ちで遊びに出かけられるようになったのは、私たちにとって本当にすごいことだ。本当に嬉しい。
 デートの途中に、私が「賃貸を借り続けるのはもったいない、資産に積み立てていきたい」という話をした。すると彼が、「それじゃあ少し早めに考えようか」と言った。
 少し前までは恐くてそんなことまず言えなかった。彼にもう少し変わってもらわないと困る、そういう警戒心を拭えなかった。でもそれが少しずつ収まってきているのかもしれない。
 なんにせよ、楽しく幸せに穏やかに楽な気持ちで助け合いながら生活できるのは素晴らしいこと。お互いを思い合った関係を積み上げていけたらなあと思う。